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※これからは1エントリを短めに、ユルくいきます。「書評」ではなく「メモ」を。

第一部を読み終えるところ。講義形式なので読みやすい。
第一部は言い違いなどの錯誤行為に無意識の作用を発見するという内容。
提示される論拠は必ずしも明快ではないようにも思われる。
しかしありうる反論を丁寧になぞり、それに答えていく論理展開は非常にわかりやすい。

さてあまり内容とは関係ないが、次の箇所には感銘を受けた。

「ですから、些細な兆候を軽んじてはならないのです。十中の八、九までは、このほんの小さな証拠から重大なものの手がかりをうることができるからです」(29ページ)

「ただこれこれの大問題を、さあこれから研究するぞと鳴り物入りで計画を立ててみてもあまり効果はないようです。そう決心してみても、なにから始めたらいいかわからないでしょう。学問上の仕事においては、身近にあるもの、すでに研究の道がついているものから始めることのほうが期待がもてるのです。小さな問題も大きな問題も、すべてはつながっているのですから、なんの予断もなくなんの期待ももたずに、白紙の態度で研究を根本から始めて、幸運に恵まれさえすれば、全く地味な研究からでも、大問題を研究する糸口がひらけてくるのです」(同)

今後の研究の方向性についてあれこれ考えることが最近多かったところに、こういう文章に出会ったのは巡り合わせのように感じる。
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