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新井英樹「The World is Mine」を読了。ネタバレ有り。

息もつかせぬ展開でいつの間にか息切れしている、という作品。結構好きだけど。好みの分かれる作品の代表格、と言ってもおおげさではないだろう。後半での「どんでん返し」はない、と思っていたが、最終巻でどんでん返された。

運命は必然であって必然ではない。必然のように見えるのは、必然であるように解釈しているからだ。じゃあ、必然は「嘘」かというと、そういうわけでもない。解釈している限り、必然は必然として機能する。しかし、それが裏切られ真相が明るみに出るとき、必然の顔を持っていた事柄が突如、別の表情のもとに立ち現れてくる。「マリア」が実は別人だった、モンとの出会いは偶然だった、爆弾を作ったのも偶然だった、今ここにいるのも偶然だ、……というふうに。

* * *

結末である人が言う「世界はあなたのものだ」。ここでいう「あなた」とは、特定の誰か(このブログを書いている「私」や、読んでいる「あなた」)ではなく、誰にとっても「あなた」であるような「あなた」だ。つまり世界は常にすでに、誰にとっても他律的であるような「あなた」に所有されている=抱かれている。その「あなた」が失効したとき、あるいは死んだとき、世界は終わる(この「終わった世界」での人間の進むべき方向を初めて深く追求したのがニーチェだろう)。人間が生きることの意義について、この「あなた」を紡ぎ出し、さらに次の(世代の/役割の)人たちに伝えていくこと以外、いったい何を挙げられるだろうか。
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バスグッズ 2008.09.19 Fri 05:36 [Edit]
  (名無し) [URL] #-
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高速バスで旅行案内 2008.12.09 Tue 23:16 [Edit]






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