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少しわかってきた。マルクス(マルクス主義?)経済学は、次の二点に照準している。

(1)資本主義の合理性=資本主義進展の必然性の解明
(2)(1)に伴って生じる諸矛盾(搾取、疎外、不平等など)の解明

前者が貫徹されればされるほど後者もまた激烈となり、矛盾が飽和点に達したときに「革命」が起こる。たとえば恐慌や戦争→労働者の団結、ブルジョア政権打倒といったように。

ところが!

恐慌や戦争(革命への契機)を不可避にもたらすはずの構造的不況は、ケインズ経済学と消費社会の到来によって、資本主義の合理性の強化へと回帰してしまうようになった。つまり(1)→(2)→革命ではなく、(1)→通貨管理、雇用対策・労働管理、消費社会化→(1)の強化と(2)の解決(隠蔽?)、ということだ。革命はいつまでたっても訪れない。

そこでマルクス主義者はどうしたか?

「政治主義」へと移行した。それによって(1)→(2)→革命という経路を、いま一度強化しようとした。そういう流派の一つが、フランスのレギュラシオン学派だ。

しかしこの「政治主義」は、突き詰めていくと「気合と根性で革命を実現せよ」という主張になる。例えば草の根の市民運動に、資本主義を揚棄する契機を見出す論理などは、ここに入るだろう。北田暁大のいう「道徳的総会屋」もここに入るのだろうか。ともあれ、しかしこれは正直いって暑苦しい。

そこで最近では、分析的マルクス主義(アナリティカル・マルキシズム)といった流派から、「政治主義」に「まずは落ち着け!」と呼びかけつつ、資本主義の合理性と問題点を近代経済学のツールを使って捉えなおしてみようじゃないか、という提案がなされている。たとえば、「搾取」と「支配」が密接で見過ごされべからざる関係を持っていることを踏まえた上で、別の概念として捉えていく。これはポジティヴな方向性なのだが、資本主義の必然性の証明へと自閉していく危険性をもまたはらんでいる…。

以上、私の読んだ『マルクスの使いみち』でした。
著者:稲葉振一郎、松尾匡、吉原直毅
出版社:大田出版
出版年:2006年
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ガーデニング 2008.09.13 Sat 00:23 [Edit]
  (名無し) [URL] #-
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皮下脂肪で痩せる 2008.10.14 Tue 20:00 [Edit]
  (名無し) [URL] #-
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